夏の自由研究第二弾は RWSウールについてです🐑
よく聞くRWSウールですが、ウールだけど何が他のウールと違うの?と疑問に思いRWSについて調べてみました❗
RWSとは…レスポンシブルウールスタンダードの略。
RWSウール原料が消費者のもとに届く最終製品になるまでの、すべての工程に関わる全ての企業で認証が必要で、責任をもって管理されているかを証明する国際認証のことです。
Textile Exchange(2002年に設立された非営利団体で40以上の国で800以上の企業がメンバーに加盟している。)が基準を保有しており、第三者機関によって審査が行われています。
日本では、RWSの認証機関が一般財団法人ケケン試験認証センター,IDFL Japan,Control Union Japanの3つあります。
RWSには4つの柱があります。
1.ミュールジング禁止
2. 動物への自由を守る
3.土壌の健康を守る
4. サプライチェーンの確保
1.ミュールジング禁止🐑
ミュールジングとは、オーストラリアに生息しているメリノ種に対して一般的に行われており、しわが多く皮膚面積が大きい品種の為、シワに糞尿がたまりウジや寄生虫が発生しやすいのです。
それを防ぐために臀部(おしり)の皮膚を切り取るという特殊な方法のことをミュールジングといいます。
ミュールジングを行った部分を治療することもなく、麻酔なしで行うため羊に苦痛を与えます。
本来は羊の為に虫が湧かないように行っている処置なのですが、動物愛護の観点から問題視され自然のままの飼育方法へ転換しようという流れがおおきくなり、ノンミュールジングが注目されています。
2. 動物への自由を守る💗
・空腹や喉の渇きから守る
・不快を与えない
・痛みや怪我、病気から守る
・生物の習性に則している
・恐怖や苦痛を与えない
この5つの柱を守ることを義務付けています。
羊にストレスを与えることなく、自然のまま飼育することを大切にしています。
3. 土壌の健康を守る⛰️
ウールの生産において、土地の持続可能性を考慮しています。
牧場は土地の健康管理や、森林伐採や生態系を壊して牧場にすることは禁止されています。
また、羊の牧草食べすぎによる砂漠化の防止。
牧草地への農薬使用制限、過剰な肥料による土壌への影響を防ぐ。
自然と動物の健康を守りながら牧場の土地を良い状態で維持し続けることが義務付けられています。
4. サプライチェーンの確保🏢
RWSでは羊を飼育している牧場から、最終製品(服)を販売するブランドまですべての工程で、審査、認証取得が義務付けられています。
32課の商品では、<32-30005><32-30245><32-30367><32-30377><32-30678><32-30688><32-30728>がRWSウールを使用した生機に変更可能です!
気になった方はお気軽に営業担当までお問合せください❗💁♀️