Aさんは言いました。
「白って200色あんねん」と。
つまり、店頭に並んでいる白い洋服はブランドごとに違う白かもしれないということなんです!
私はそんな多様な色を表現する「染色」について興味がわき、いつもお世話になっている糸・生地の染色工場にお邪魔しました~!
今回は染色所とアパレルとで色が決定するまでの流れを大まかに説明します!
~流れ~
① デザイナー、アパレル様から色見本をいただき、それをCCMと呼ばれる機械で測色(染める際に原色の染料をどれだけ混ぜればその色を再現できるのか)します。
→光源(自然光、電球など)によっても測色結果が変わるので、同じ光源に設定して測色します。
② その結果を基に染料を選び、小さい生地(ビーカーと呼ばれています)を染色する。(素材によって染料が違うため、訪問した糸の染工所では500種類以上の染料を備えられていました!)
③ 染色した生地をデザイナー・アパレル様に確認してもらいます。なにか要望があれば再度その要望に沿って再度染色します!
流れだけを見るととても簡単に見えますが、どの工程もとても繊細な仕事で、特に②では、人の手で染料を測量しており、数gずれるだけで全く違う色になってしまうんです!
また、素材によっても染まりやすいモノもあれば、染まりにくいモノもあるため、それを踏まえ染料の量も調整しないといけないそうです!
さらに、糸の染色では1度染めても7割ほど見本とは違う色になるそうで、お客様の要望に応えるために何度も何度も染色されています!正直、染色にこんなに手間がかかっているとは思っていませんでした。
そんな方たちに支えられ、弊社はもちろん、アパレル業界が支えられていることを改めて実感しました。
今回の自由研究はいかがでしたか?
今年ももう一つ自由研究がありますので、次回の更新もお楽しみに😊✨