皆さんこんにちは😊😊
大寒波の影響で雪が降っている地域もありますが、いかがお過ごしでしょうか?☃️

雪が降るほど寒い日にぴったりのウールについて、前回に引き続き紹介していきます💁‍♀️

今回は梳毛と紡毛についてです🐑
梳毛と紡毛ってあまり聞きなじみのないワードかもしれませんが、ウールの糸を作る上ではとっても大切なんです🧶

🐑梳毛とは、、🐑
梳毛紡績で作られた糸のことを言います。
梳毛紡績とは、紡績の際に繊維を櫛でとかしたような工程を通じて
繊維の1本1本を平行に揃えてから糸にします。
この工程を行うことによって、きれいで光沢のある糸が出来上がります。
梳毛は細い糸から太い糸まで様々な太さの糸が作ることができます。
ジャケットやパンツなどの生地によく使われる糸です。

糸になる前の梳毛原料

32課の品番で梳毛を使った生地を一部ご紹介します。

<32-30207>

🐑紡毛とは、、🐑
紡毛紡績で作られた糸を言います。
紡毛紡績とは、紡績の際に繊維の方向がばらばらの状態で糸にします。
そのため、繊維の間に空気が入る隙間ができ、嵩高でふくらみや軽さを感じることができる糸が出来上がります。
紡毛は、太い糸を作るのに適しており、細い糸を作ることはできません。
コート地などに使用されることが多い糸です。

糸になる前の紡毛原料

32課の紡毛を使用した生地を一部ご紹介します!

<32-30668>

糸になった梳毛と紡毛を比較してみると、
梳毛の糸は毛羽が少ないですが、紡毛の糸は毛羽が沢山あるのがわかると思います!
繊維の方向を揃えているのか、揃えていないのかが糸になると目に見えてわかります!

左:梳毛の糸 右:紡毛の糸


今回は梳毛と紡毛についてご紹介しました!
今後ウールの生地を触る際に、梳毛と紡毛の生地の違いなんかも実感してみてください💁‍♀️

次回の更新もお楽しみに✨✨✨

※気になる生地等ございましたら、お気軽にお問合せください!