今週のリコメンドは32課が仕入れを行っている産地紹介第2回…

綿の国内三大産地である

遠州・泉州・播州

にズームイン🔍

遠州

「遠江国(とおとうみのくに)」に由来。浜松市を中心とする、静岡県西部。後染め綿織物をメインとしており、太番手から細番手まで幅広い素材が生産可能。この地域は江戸時代から綿花を栽培しており、綿花の農家たちは副業として綿織物の生産も並行していました。またトヨタ自動車の前身、豊田自動織機製作所の創業者であり技術者の豊田佐吉らが新織機の開発に貢献したことで、綿産地として一気に飛躍しました。

ー遠州産地と32課ー

32課では13000~15000~の品番の殆どを、この遠州産地で染色・加工しています🌈それもそのはず、浜松市には日本最大級の綿の加工場である、東海染工があります。ここでは高密度細番手のタイプライターから綿複合中肉素材まで、幅広い綿織物の染色整理に対応可能です!

泉州

「和泉国(いずみのくに)」に由来。泉大津市、貝塚市などを中心とする大阪府南部。白生地綿織物をメインに取り扱っており、衣服だけでなく、寝装、シーツ、産業資材、浴衣、衛生材料ガーゼ等、多品種の製織を行っています👀

ー泉州産地と32課ー

32課では15000~の綿品番の生機の殆どを、ここ泉州で織り上げています。中でも泉州最大規模の機場である竹田織物は、強撚糸、高密度もの、ガスボイル糸など概ね全ての糸種・綿織物の製織に対応可能で、かな~りお世話になっています!工場内にはエアージェット織機がずらりと並び、高い生産効率のもと生機を織ることができます。織りあがった生機たちは日々各地の染工所へと出荷されています🚚

播州

「播磨国(はりまのくに)」に由来。神戸市、姫路市、明石市などを中心とする兵庫県南西部。西脇産地とも呼ばれています。先染めの糸で柄を織る「播州織」が有名です。ナチュラルな風合いで肌触りもしなやか、品質の良さが自慢!海外メゾンに向けた輸出も盛んで、Made in 播州ブランドを世界で確立しています。また先染め織物に関しては、70%以上の国内シェアを誇ります。

ー播州産地と32課ー

32課では、16000~の品番は播州産地にて織・染色・加工を一貫して行っております!現在リスク品は2品番のみですが、先染めによる美しい色表現とその高いクオリティに魅せられるお客様は多く、別注でも多くの商品を播州の背景で生み出してきました🌱

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このように32課の綿のモノづくりは、遠州・泉州・播州の各産地と切ってもきれない関係にあり、作りたい商品に応じて産地を選定し、生産を行っています!

ウールばかりが主役の課と思われがちですが、32課にはジルワンダーなどの定番シリーズから一風変わった加工ものまで、様々な綿商品を取り揃えています。

詳しくは担当営業までお問い合わせください📞

次回のリコメンドで登場する産地はどこでしょう…?おたのしみに(^▽^)/