「世界でもユニークな存在」
瀧定名古屋で働くということ。

Episode

ある若手社員が「生地輸出の専門チームを作りたい」と手を挙げた。申告して3年目、その夢はついに立ち上がる。最初はもがきながらも、やがて事業は急成長。2人ではじめた取り組みは全社プロジェクトへと格上げされ、組織も輸出推進室から国際貿易推進部へめざましく変貌を遂げていく。

走り出して10年。彼は今、オランダ・アムステルダムでTakisada Europeの社長として、海外市場開拓の重要な役割を担っている。

Spirit

瀧定名古屋は組織に「人」を合わせるのではなく、「人」に組織を合わせる会社。テキスタイルとアパレルに大別される各営業課は、誕生と進化を遂げながら「人」次第でどのようにでも変わり続ける場所となる。課のトップである課長は、まるで一企業の経営者のようなもの。会社から大胆な権限を託され、余計なルールにしばられず、世界を相手に仕事を動かしていく日々がそこにはある。
瀧定名古屋は経営と現場との距離が近いぶん、スピードある展開とチーム力、そして一緒に働くメンバーのやりがいは桁違いだ。自ら考え、決断し、行動するのは、みな同じこと。
失敗なくては、トレンドを生み出すような大胆な提案や、人の心を動かすような商品はつくれない。リスクテイカーとして、失敗を恐れず、勇気を持ってどんどん挑戦してほしい。その挑戦をしっかりと受け止めるだけの器が、瀧定名古屋にはあるのだから。

「次はどんな提案をするのだろう」お客様をワクワクさせる瀧定商人であれ。
店頭に並び、ファッション誌で紹介され、街の人をワクワクさせるようなモノづくりを全力で楽しめ。

そして「世界のなかでもユニークな商人集団」瀧定名古屋のメンバーであることを誇りに、
これからの時代を生き抜いていこう。

瀧定名古屋が求める人物像

1. 失敗を恐れず挑戦する人

「リスクは取りにいくもの」
流行がめまぐるしく変わるファッション業界にリスクはつきものと瀧定名古屋では考えます。より大胆でユニークな発想が生まれる仕事環境で、思いきった挑戦を。

2. 相手の気持ちや立場を想像できる人

「利は元にあり」
より良いモノづくりは、一緒に知恵を絞りカタチにしてくれるパートナーの存在が大きく関係します。特に仕入先など協力企業は当社の財産と捉え、大事にする気持ちを忘れずに。

3. 信用一番に、商人道を生き抜く人

「商人の美学を極める」
何が何でも生き抜く、生き様を追求するのが商人の美学。150年を超える歴史が築けたのは、信用があってこそ。質実剛健、信用を一番とする商人の集団であり続けたいと考えます。

一からモノづくりに携わる面白さを瀧定名古屋で。

人事課からのメッセージ

瀧定名古屋には大きく分けて4つの営業部「メンズテキスタイル」「レディーステキスタイル」「アパレル」「国際貿易」があります。そのなかで取り扱う商品や取引先などによって特徴の異なる営業課が多数存在し、課ごとに独立採算制をとっています。

この「課別独立採算制」の導入は、課が一つの会社のような機能を持ち合わせていることを意味します。
リーダーである課長に対して会社が大きな権限を与え、売上・利益目標から企画・生産・販売の戦略までを課内で決定します。資金面の調達と人事権をのぞいては、課長はまるで中小企業の社長のようなイメージです。そんな課長率いる体制のもと、課の一人ひとりの裁量が大きいことも当社の特徴です。
例えば一人の営業マンが、デザイナー・パタンナーや事務の課員と連携を取りながら、企画から仕入・生産・販売まで一貫して携わることができます。一からモノづくりを手掛け、自ら企画した商品を具現化し、販売したものが実際に街の店頭で並ぶ。それが難しくもあり、瀧定名古屋で働くことの面白さだと思います。

自ら考え、行動し、やり遂げることが大切。

瀧定名古屋の「人」を語る上で、キーワードの一つとなるのが「自立と自律」です。
シーズンごとに展開し、流行もめまぐるしく移り変わるファッション業界。特に総合職である営業担当者は、商談や交渉などの各種対応にしても、現場レベルで瞬時の判断が必要となります。主体性を持ってスピーディーに決断し行動しなくてはならないということは、自分自身を律することも忘れてはなりません。責任やリスクが大きくプレッシャーを感じることもありますが、そのぶん自由度が非常に高く、自らやり遂げたときの達成感は非常に大きいものが得られます。

瀧定名古屋では、お互いを尊重し合えるフランクな雰囲気のなかで、社員一人ひとりが自立して行動しています。「個」の力と確かなチーム力。これらの強い集団が課という単位になり、そして瀧定名古屋という会社を形作っているのです。そして150年以上の長い歴史で培ってきた「質実剛健」「信用一番、売上二番」の精神をこれからも大切に、しっかりと足を地につけて進んでいきたいと思っています。

成長していける、一生働きたいと思える
職場づくりを目指して。

瀧定名古屋は、「人」ありきの会社です。景気の善し悪しで採用人数を変えることもなく、また退社を見越して人を沢山採用するという発想はありません。裏を返すと入社後の定着率が高く、ずっと長く働ける、また働きたいと思えるような職場環境が形成されつつあるのではないかと思います。
その一つとして、社内では出産後や子育て中でも続けて働く女性の姿が多く見られるようになりました。産休・育休や短時間勤務制度などのほか、住居移転などの都合上で一旦退職した女性社員が、当社のブーメラン制度を活用して復帰したケースも見られます。このように制度の充実もありますが、同じ職場で働く上司や仲間の理解度も増し、サポートを得られる環境が整いつつあります。当社では総合職の女性社員も徐々に増えてきています。
また総合職においては、入社後の教育研修に加えて、課に配属後1年間にわたりトレーナー・トレーニー制度を導入しています。新入社員は先輩社員からマンツーマンで指導を受け、行動を共にし、さまざまな経験を積みます。新人の育成はもちろんのこと、先輩社員にとっては後輩の良き相談相手や手本となるよう自分自身のスキルアップにもつながる制度です。

瀧定名古屋という企業風土を大切にしながらも、良いと思うことは積極的に取り入れ、社員一人ひとりが自分らしく働ける環境を提供していきたいと考えています。

学生のみなさんは、勉強、スポーツ、アルバイトと何でも良いので一つのことをやり遂げ、自信を持って自分自身をアピールできるような学生生活を送ってください。失敗の経験も社会に出てからの糧となります。失敗を恐れず果敢にチャレンジしてほしいと思います。

ビジョン

新しい時代へと挑戦し、次々とバージョンアップ。
世界を股にかける商人集団として、生き抜いていく。

1864年に創業し、150年以上もの歴史を歩んできた瀧定。時代の変遷とともに戦略を練り、事業を成長させ、会社としての機能をバージョンアップしてきました。

江戸時代は呉服太物卸商として得意先の御用を聞き、京都で仕入れた太物を尾張の人々に販売する「ver1.0 取次機能」からスタートします。その後、明治時代になり洋服が広まっていくと「ver2.0 品揃え機能」が次第に求められるように。大正・昭和時代には「ver3.0 生産機能」を加えて、モノづくりにも挑戦。高度成長期には、どんな商品をつくれば良いのか「ver3.5 企画機能」を強化。やがて、売れる売れないの予測が非常に難しい成熟社会の時代が到来すると、需給変動に対応する「ver4.0 市場リスク負担機能」が加わり、当社の大きな強みとしました。

そしてさらに、海外から原料などの調達機能や、それに付随する貿易・物流機能、金融機能といった全ての「ver5.0 グローバルネットワーク機能」を加えて、現在に至ります。

瀧定名古屋では、商品供給力を根幹とした問屋機能に、ネットワーク力に長けた商社機能が融合しつつあります。これを私たちは「ハイブリッド」という言い方をしています。今はこのハイブリッドを強めていく段階。国内はもとより、ヨーロッパや米国、アジアなど海外市場の開拓にも積極的に取り組みます。モノづくりの原点を追求しながら、国内、中国、東南アジアなどにも多くのパートナー企業と連携するとともに、自家生産、自社工場といった生産体制を整え、より強固にしていきます。欧米各国にもアンテナを張り、いち早く情報を収集。時代のムードを先読みし、今までになかったアプローチでファッション業界へトレンドを次々と発信します。

企画・生産・販売の三位一体のレベルを高め、新しい時代への挑戦を進め、次々とバージョンアップしていく。瀧定名古屋は、そんな世界でもユニークな企業であり続けたい。

大きなキャリーケースに生地サンプルを入れて持ち歩き、フランクフルト国際空港でごろごろ、ジョン・F・ケネディ国際空港でごろごろ、パリ・シャルル・ド・ゴール国際空港でごろごろ…と音が聞こえたら、それは瀧定名古屋の人間かもしれません。信用を重んじ、質実剛健。且つリスクを負担できる能力を持つ瀧定商人が、世界を股にかけて商売して歩いている風景を思い描いています。

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