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メディア 2025.03.13

【名古屋・岐阜FB企業特集】瀧定名古屋 ユニフォーム・機能繊維部33課・39課課長 春日井洋さん 窮地をビジネスチャンスに

【名古屋・岐阜FB企業特集】瀧定名古屋 ユニフォーム・機能繊維部33課・39課課長 春日井洋さん 窮地をビジネスチャンスに
繊研新聞電子版:2025年03月12日更新
 
新型コロナウイルスは多くの人に打撃を与えたが、春日井洋さんはコロナ禍をビジネスチャンスに変えた一人だ。
 
コロナ前は紳士服地を中心としたメンズ生地を販売した後、新設された制服事業で学生服を担当していた。
折しもコロナ禍に突入し、学生服の買い控えで受注が減少。
出社もできず、先行きの不安と恐怖が襲った。しかし、窮地を商機に変えたのはここからだ。
医療関係のマスクやガウンが足りないと知った春日井さんは一気に動いた。
扱ったことのない商材だったが、工場などとオンラインで打ち合わせを重ね、
需要が逼迫(ひっぱく)するマスクやガウンを夢中で病院に卸した。
いつの間にか不安な気持ちは消えていた。
 
マスクやガウンを納品すると、感謝されることに衝撃を受けた。
今までの商売はこちらが「買ってくれてありがとうございます」とお礼をしていた。
ビジネスと社会貢献は両立すると、長く働いて初めて実感した出来事だ。
病院などから感謝状まで送られ、お金をいただく立場なのにと不思議な感覚になった。
扱い商材はマスクやガウンだけではない。手術時の患者向け靴下、医療従事者向けの羽織り、
病院内での転倒防止用の患者向け靴などを現場の医療従事者と共に考え、商材の幅を広げている。
 
医療従事者と共に考えることは〝新たな頭脳が入ってきた感覚〟だ。
病院内には着やすく負担のない患者着、点滴を固定するバンドなど、様々なニーズが隠れている。
患者にとってより良い物は何か、求める物は何か、アイデアがみるみる広がっていった。
 
医療のさらなる進化や安全性を高めるためのプロジェクトにも声がかかり、携わっている。
異業種、医療従事者、学生、起業家など様々な人と接する機会が増え、
繊維の枠を超えた視点から新しい取り組みを考えるようになった。
現在は、医療の世界を変えるほどの、今までにないサービスを構想中だ。
 

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