メディア 2024.04.12
瀧定名古屋 海外拠点の連携進む「外-外」で成果
瀧定名古屋 海外拠点の連携進む「外-外」で成果
繊維ニュース 2024.4.10
瀧定名古屋は海外拠点同士の連携を進めている。
本社が介在しない形での「外-外」の連携で成果が上がってきた。
人材育成という側面もあり、瀧健太郎社長は
「部署の垣根を越えて活躍できる人材が育てば」と話す。
同社の海外拠点は中国、オランダ、ベトナム、カンボジア、韓国にある。
以前から拠点同士の連携には力をいれており、
各拠点の特徴などを生かしながら欧米や中国などの開拓を推進してきた。
成果も見え始めており、前期(2024年1月期)の海外販売事業の増収増益にも貢献。
海外の顧客に対して、海外拠点同士で企画から生産、販売までを連携して増築することで、
売り上げを伸ばすことができた。
海外の連携は人材育成という側面もある。
今でこそ緩和されてきたものの、同社ではいまだに部署ごとでの縦割りの習慣が残る。
海外を経験した人材が本社へ戻った時に、そうした慣習を打破し活躍することに期待する。
瀧社長は、「前期は海外の連携が全体の好業績のけん引役となったが、
何よりも人材の成長が進んだことが収穫だった。
これをモデルケースとして、今後も海外の連携を強化し海外販売に力を入れたい」
と意気込む。