メディア 2023.11.28
取引先招き4年ぶり スタイレム瀧定大阪社長 価値ある商品共に
名瀧会
取引先招き4年ぶり
スタイレム瀧定大阪社長
価値ある商品共に
繊研新聞 2023.11.20㈪ 掲載
スタイレム瀧定大阪と瀧定名古屋はこのほど、大阪市内で第89回名瀧会を開いた。
コロナ下社内で開き、販売先、仕入れ先を招いた会は4年ぶりの開催。
国内外から800人強が参加し、盛大だった。
スタイレム瀧定大阪の瀧隆太社長、瀧定名古屋の瀧健太郎社長ともに
「コロナ下で厳しい中、支えて下さった取引先、仕入れ先に感謝したい」と話した。
瀧隆太社長はあいさつで
「30年続いた、世界が一つになるグローバリゼーションが曲がり角にきた。
サプライチェーンやどの国で売るかという販売戦略も変わってきている。
でも物価上昇局面に入り、デフレ脱却の光明が見えてきた。
価値を磨き、日本でしか作れない良いものをパートナーである仕入れ先と作り、国内外に届けたい。
縮小均衡ではなく、未来を切り開く一歩をともに踏み出しましょう。」
と呼び掛けた。
瀧健太郎社長は、「売り上げはコロナ渦前に回復してきた。
しかし人手不足は深刻で効率化のためのDX(デジタルトランスフォーメーション)は避けられない。
生地のデータ化を含め3D・CAD(コンピューターによる設計)を活用して企画スピードを上げ、
価値ある商品を期日通り提供したい。
サステイナブル(持続可能な)関連商材は構成比が高まってきた。
コロナ渦で産地の生産力は低下し、コスト上昇、人手不足がそれに拍車をかける。
在庫を持ち、良品を供給するのが使命。
仕入れ先、得意先と話し込み、一緒にこの難局を乗り越えたい。」と語った。