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メディア 2017.04.18

瀧定名古屋 川上戦略さらに加速
三位一体のレベル向上

-繊維ニュース-
瀧定名古屋は今期(2018年1月期)、川上戦略をさらに加速させる。

瀧昌之社長は「原料や糸にまで精通する川上までさかのぼった戦略は
人材育成でもあり、時間がかかる。まだ途上であり、
今期はさらにスピードアップを図り、企画・生産・販売の
三位一体のレベルを高める」と語る。
前1月期、同社の単体決算は売上高が前期比4.0%減、
営業利益25.4%増、経常利が13.4%増、純利益2.5倍と、
減収ながら大幅な増益となった。
特に婦人服地は増収増益を達成した。
「川上戦略による成果が表れている。
仕入れからモノ作りに入り込めるようになった」と述べ、
今期は原料や糸にまで精通する川上戦略をさらに加速させる考え。
瀧社長は川上戦略について「顧客。消費者に対して安全・安心を
保障することにもつながり、重要性が高まる企業の社会的責任、
サステイナビリティー、トレーサビリティーにも関連する」と指摘する。
服地販売では海外市場の開拓にも力を入れる。
特に前期苦戦した欧州、中でも主力のドイツ向けについては
オランダ・アムステルダムの駐在員事務所を通じて
「従来とは異なる形での取り組みが始まっており、手応えはある」と強調。
同時に同事務所を通じてスカンジナビア半島諸国やスペインなどの開拓も進める。
一方、縫製品事業は”円高過剰適応体質”からの転換を課題に掲げ、
円安にも耐える「筋肉質の事業体質」に向けた構造改革を進める。
3年前から取り組む構造改革によって新規顧客の開拓、
企画提案力の強化、生産体制の整備が進み、収益力は改善してきた。
「課単位では増収増益になっているところもある。
今期はこれを面に広げる」とする。

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