サステナビリティ 2024.11.29
【ファッションとサステイナビリティー】瀧定名古屋 持続可能で高品質なウール・BP素材
【ファッションとサステイナビリティー】瀧定名古屋 持続可能で高品質なウール・BP素材
繊研新聞電子版2024年11月26日付 掲載分
瀧定名古屋は、スパイバーが開発した人工たんぱく質「ブリュード・プロテインファイバー」(BP)を
使用した生地開発を推進している。持続可能な素材である点だけでなく、商品としての良さにも注目する。
今春、梳毛ウール・BPの生地開発に成功した。ベビーカシミヤに匹敵する細さとシルクのような光沢を
持つBPと、ウールを混紡することでラグジュアリーな商品に仕上げている。
25~26年秋冬向けから販売を開始したほか、梳毛ウール・BPと紡毛ウール・BPの生地をまずは3品番備蓄し、
1反から受注する体制を整えている。
さらに、複数の課をまたいで開発を進めており、織物に加えて、ニットも量産のめどが立った。
BP100%の生地開発も進行中だ。持続可能性と高品質を兼ね備えた素材として、国内外の高級ゾーンを
中心とした提案を強化する。
「未来への大きな可能性を秘めた商品として、力を合わせて発展させていきたい」とする。