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お知らせ 2022.10.19

重み、光沢、構築感、ドレープ サステは標準装備に

繊維ニュース2022年10月13日掲載分
 
瀧定名古屋23秋冬婦人服地部
重み、光沢、構築感、ドレープ 
サステは標準装備に

 
瀧定名古屋(名古屋市中区)の婦人服地部は23秋冬向けで、
重みを感じさせながらも実際には重くない生地や、
ゴールドや玉虫効果を軸とした光沢感のある生地などを重点的に提案する。
23秋冬に用意するテーマは「ヘビアー」「プリミティブメタリック」「カーヴィ」「フルイディ」
「フィールグッド」の五つ。
 
ヘビアーでは、「前シーズンまでは秋冬でも軽量感が重要だったが変化の兆しがある」として、
ボンディングや太番手糸使い、3層構造など見た目に重量感のある生地を開発した。
いずれも実際には重たくない。ダンボールニットのバリエーションも訴求する。
プリミティブメタリックは、経年変化したようなゴールドや、透け感と光沢感の組み合わせがキーワード。
生地が揺れると見え方が変わる玉虫効果もポイントになる。
カーヴィではカーブを描く構築感を重視し、ミックス感のあるメランジ効果、クラッシクなチェック、
ウール調ポリエステルなどを取りそろえる。
フルイディではドレープ効果のあるベルベットのほか、落ち感に優れた丸編み地、畝(うね)が
際立つ揚柳素材などを打ち出す。
フィールグッドは、トレンドをあまり気にせずスポーツやアウトドアの要素を取り入れたカテゴリー。
着心地にこだわった機能的なタフタ、膨らみのあるストレッチ、グラフィカルなキルト・ジャージー
などを用意する。
いずれのテーマにも再生ウールや再生ポリエステルなどサステイナブルの要素を散りばめている。
個別テーマに掲げなかったのは、「標準装備になりつつある」ため。
  
近赤外線吸収素材を拡販へ
瀧定名古屋の紳士服地部、婦人服地部は、近赤外線吸収繊維「ナイロール」を
アパレル、スポーツ、雑貨、その他の分野に向けて提案する。
日本の鉱山会社と協業して開発した、再生可能エネルギーである太陽光に含まれる近赤外線を
吸収する性質を持つ機能性ペレットを糸にしたもの。
約2年前から「ウォームダール」というブランドで光吸収発熱をうたった生地を販売してきたが、
赤外線盗撮防止、光老化防止、遮熱という機能を持つことが確認できたことから、ナイロールと
して改めてブランディングした。
 
織物、編み地、最終製品で販売し、将来的には糸売りも検討する。海外でも訴求して輸出も狙う。
「既存のアパレル分野に加えて新規販路開拓に役立てたい」とする。

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