メディア 2021.02.19
瀧定名古屋 瀧健太郎社長 情報の取り方変え新たな連携
瀧定名古屋 瀧健太郎社長
情報の取り方変え新たな連携
コロナ禍で急速に変化が進み、積み残していた課題が顕在化した。
強みだった商品供給力が市場に合っていないのが大きな問題だ。
追加受注が顕著に少なくなっているが、追加を求める取引先もあり、
しっかり応える必要がある。そのためには川上との取り組みが欠かせない。
デジタル化では今春に向けて基幹システム変更を行っている最中で、
川上や得意先、社内のつながりを構築しながらキャッチアップする。
国内外の工場や拠点との間で共有し、効率化につなげたい。原料から
スタートする素材開発やクラウドファンディングは引き続き進める。
これまで店頭をペースにした情報で動いてきたが、情報の取り方を変える
必要もある。中長期的には自立・自律を基にした連携が課題になる。
課・課長を軸にしてきたが、コロナで寸断されたグローバルな連携を
構築していきたい。「深さと広さ」、つまり専門的な知見を多くの社員が
持たなければ、取引先や市場の要望には応えられないからだ。
21年1月期は服地部門で商談がストップするなどで厳しかった。
製品部門は踏ん張って昨年実績を超えた課もあった。製品総合展で
若手社員が頑張り、新規客の来場にもつながった。コロナ禍が続くとしても
取り組みを弱めることなく、モノを動かし、業界を元気にしていきたい。