メディア 2019.04.18
瀧定名古屋 20春夏婦人服地 先染めバリエーション充実
瀧定名古屋 20春夏婦人服地
先染めバリエーション充実
リネンや半透明も要注目
瀧定名古屋は20春夏婦人服地提案で、
先染めのバリエーションを充実するほか、
「再び麻が台頭」としてリネンや
リネンタッチの生地を増強する。
色では「カラーで心を癒やす」ことを重視して
ソフトな色合いの生地群を打ち出し、
全体的な生地感は「薄く・軽く」が基本になる。
20春夏のシーズンテーマは「ウェルネス」。
世界保健機関(WHO)が提示する広範囲な「健康」の意で、
生地や衣料品で広義の健康を実現、促進するイメージ。
1月の「ジェトロニューヨーク展」、
2月の「プルミエール・ヴィジョン(PV)・パリ」、
3月の「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス」、
4月の単独展という一連の展示会でも同テーマに
基づいた生地企画を訴求した。
BCIコットンや各種エコロジー素材を充実するほか、
着心地の観点で機能素材も数多く用意する。
トレンド要素としては、先染めが一つのポイントになる。
2月のPVパリでも「チェックとストライプの打ち出しが強かった」とし、
マルチカラーの鮮やかなストライプや
さまざまなタイプのチェックを先染めで表現する。
「半透明もキーワード」と捉え、先染めとの組み合わせも充実する。
麻も注目の素材。春夏のセットアップ向けなどで
同素材の採用が増えていることが背景になる。
リネン100%から複合、合繊使いのリネン調まで
多様な「麻」のシリーズを訴求するとともに、
各種加工で表面感にもこだわる。
カラーの傾向は、「はっきりとしたブライトカラーから
ソフトであいまいな流れが一気に出ている」とし、
フィルターを通したような淡い色彩や色落ち感などを意識する。