瀧定名古屋　蓄熱保温素材を開発

太陽光を利用し機能実現

瀧定名古屋はこのほど、太陽光を利用した蓄熱保温素材
「WarmdArt」（ウォームダール）の開発に成功した。
2021年秋冬物の販売に向けて量産体制を整える。

ウォームダールは再生可能エネルギーの一つである
太陽光を利用し暖かさを生む仕組みで蓄熱保温効果を発揮。
異業種の技術を繊維素材開発に生かした。
通常の素材に比べて10℃以上高い蓄熱ならびに保温効果を実現する。

開発の動機は暖かさを体感できる素材へのニーズが高まったことがきっかけ。

従来の蓄熱保温素材は主に黒を使用し熱を吸収するが
ウォームダールは白や明るい色相への着色も実現可能。
これによりモノトーン以外にファッション性が高い
レディース衣料向けへのカラーや商品展開への幅が広がる。
素材名は暖かさという機能と企画開発力を駆使し
ユニークな素材を開発したいという思いを重ねる。
英語のウォーム（暖かい）とフランス語のメティエダール
（芸術的な手仕事）を合わせてウォームダールとした。