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メディア 2019.04.03

瀧定名古屋 新規販路さらに拡大 産地との取り組みも強化

瀧定名古屋 新規販路さらに拡大
産地との取り組みも強化


瀧定名古屋は19年1月期の業績が2期連続の
増収だったものの減益となったことを受け、
今期(20年1月期)はユニフォームやネットなど
新たに開拓した販路との取引をさらに増やすとともに、
川上戦略を継続し産地との取り組みにより供給力を高める。
海外に配置した拠点で「連携や活用を進め、
次代の幹部の現地駐在をはじめ人材の
育成に力を入れる」(瀧健太郎社長)方針だ。

販売チャネルの新規開拓は新興のアパレル企業などで
広げてきた。これらの取引の拡大に注力する。
服地の海外輸出額は18年1月期に比べて12%増と好調だった。
北米向けが19%増、アジアが17%増、
欧州は9%減だったが、オランダ・アムステルダムの
現地法人を活用し、「新規開拓の市場がある」という
欧州で販売拡大を目指す。

川上戦略では尾州や北陸の産地との連携が主眼になる。
産地で物作りがしにくくなっているなか、
「長期にわたる開発素材を提供していく」のが狙いだ。
RWS(レスポンシブル・ウール・スタンダード)認証のような
サステイナブル(持続可能)素材にも力を入れる。

海外拠点は現地法人を中国に3社、カンボジア、
ベトナム、オランダに配置している。
前期に設置した海外事業支援部の機能も生かし、
グローバルな人材の育成、事業展開を進める。
上海の内販は2ケタの伸びで一層の拡大を狙う。
本社の素材に加え中国生産を増やし、
同時に中国素材の日本での販売も進める。

前期は服地の海外販売や紳士服が寄与し、
2.2%の増収だった。しかし原料費の上昇や
販売価格の厳しさが響いたため粗利益が減少し、
営業利益は21.6%減の10億円強となった。
粗利益は全部門で下がった。
海外子会社が好調で経常利益は13.3%減の14億円強。
貸し倒れ引当金の純利益は35.4%減の7億円強。

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