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Media Jun.29,2018

瀧定名古屋の婦人服部門 春夏展を3回開催
異なる顧客ニーズに対応

6月29日繊研新聞

瀧定名古屋の婦人服部門
春夏展を3回開催異なる顧客ニーズに対応

瀧定名古屋の婦人服地部門が、展示会で新たな試みを相次いで行っている。
19春夏向け展示会は、シーズンに2回だった開催を3回にして
各回の位置づけを明確にするとともに、
顧客によって異なる素材の調達時期に対応する。
6月に開いたセカンド展は各課の特性をアピールする狙いで、
約15年ぶりに課別展示を行った。

この数年は春夏展を4月と6月に開いてきたが、
期近発注するアパレルメーカーには早すぎるという問題があった。
また、来場者からは「どちらの展示会に行けば良いのかわからない」という
声が上がっており、同社も海外の合同展を含め、
一年中様々な展示会に出るため、
「メリハリがなくなる」懸念もあった。

4月のファースト展は、デザイナーに向けた企画提案を主体とし、
6月のセカンド展は、ファースト展で得た反応をベースに、
より具体的に提案する。

8月に予定するサード展は実需向けでMDが主対象。
攻め切れていなかった期近発注のアパレルなど販路開拓も狙う。
三つの展示会にわたって情報を得ながら物作りすることができ、
社内のテキスタイルデザイナーにとっても有益と見る。

このほど開いたセカンド展は、課ごとにブースを設けた。
婦人服地部門には原料や生産背景が異なる七つの課があり、
独立採算制をとっているが、新規客が増えるなかで、
各課の特徴を改めて発信する必要があった。

化合繊や複合素材が主力の81課が、夏の白をテーマに
機能素材を使ったスタイルルックの冊子を作るなど、
販促ツールにも各課の色を出した。

課別のブースの外に、麻・麻調をまとめたコーナーを設けた。
トレンドがナチュラルに振れるなか、麻のつぶつぶやドライ感が欠かせず、
これにニーズが高まっている防透けやウォッシャブルなどの
機能を加えた生地を揃えた。

18年春夏はリネンが多かったため、今回はラミーを前面に出し、
独特の光沢や上質感を生かした生地を充実した。

今後も「トライ&エラーで様々な試みを行う」とし、
業界の動向を見ながら、開催時期や回数も柔軟に変える考えだ。

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