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メディア 2025.04.04

瀧定名古屋の25年度方針 原料、生地、製品の各段階での対応力強化 カンボジア工場を増強

瀧定名古屋の25年度方針 原料、生地、製品の各段階での対応力強化 カンボジア工場を増強
繊研新聞電子版:2025年04月04日更新
 
瀧定名古屋は今期(26年1月期)、原料からテキスタイル、
製品の全ての段階で顧客からの要望に対応できる体制を構築する。
 
海外の生産拠点では、カンボジアを全社で活用できるようにするため投資を行う。
スポーツ向けなど含めた海外展示会への参加も積極化し、輸出だけでなく「外・外」の対応も強化する。
 
今期は、
「トランプ政権の関税政策、ミャンマーで起きた大地震の影響によるサプライチェーンの混乱など不確実性が増している」(瀧健太郎社長)
とみている。
 
この影響は、「消費者心理の不確実性も高めている」とした上で、サプライチェーンを柔軟に運用できる体制を構築したい考えだ。
 
具体的にはバイオワークスのPLA(ポリ乳酸)繊維「プラックス」に代表される独自性のある原料の扱い拡大、
テキスタイル部門で強まっている製品納めに対応できる仕組み作り、
カジュアルやスポーツ、アウトドアなどの新たなカテゴリーの商品の充実をあげる。

アパレル業界で高まっている「製品での納品」の要求に答えるため、
テキスタイル部門内に製品OEM(相手先ブランドによる生産)の部署を設置した。
またメンズ製品部門では、ライフスタイル型スポーツブランドに対応する課を新設した。
生産体制では、メンズ主力のカンボジア工場をスポーツやユニフォームも縫製できるように能力を増強する。
 
24年度の海外売上高は43億円。
販売拠点のある欧米はサステイナブル商材の投入、顧客対応が実って堅調に推移しているが、
中国・韓国が減収などアジア圏は低調だった。
これを受けて中国では展示会への参加を増やして発信力を高める。また韓国では営業を強化する。

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