新着情報

  • TOP
  • 新着情報
  • 瀧定名古屋の上海法人 個展増やし内販強化 輸出は欧州や韓国が焦点

メディア 2025.03.13

瀧定名古屋の上海法人 個展増やし内販強化 輸出は欧州や韓国が焦点

瀧定名古屋の上海法人 個展増やし内販強化 輸出は欧州や韓国が焦点
繊研新聞電子版:2025年03月12日更新
 
瀧定名古屋の中国法人、瀧定紡織品上海は今期(25年12月期)、生地の中国内販を強化する。
同時に輸出にも力を入れ、韓国と欧州向けを重点に据える。
「今期は売上高を20%伸ばし、過去最高を目指す」(黒田剛臣瀧定紡織品上海総経理)。
 
内販を拡大するため、個展に力を入れる。上海、北京、深圳、杭州に加え、昨年後半から
成都、青島、広州でも開き、今年は厦門を追加して8カ所にする。顧客接点を増やし、
3000~4000品番を揃える総合力をアピールする。
  
昨年11月には上海市内のオフィスを移転し常設のショールームを併設した。
日常的に多くの顧客が訪れており、今後は展示会を年4回開く。他地域は展示会で
商機を見定め、伸びしろのある地域にショールームを新設する計画。
 
扱い商材も充実させる。日本製素材がメインだったが、今後は中国製備蓄品も強化する。
用途はファッションに加え、スポーツを含む機能素材を拡販する。昨年から日系メーカーが
中国で生産する機能素材の販売を開始した。
 
輸出は韓国と欧州が重点。韓国向けは機能性テキスタイル、欧州向けはファッション性と
機能性を掛け合わせたオリジナルの生地・製品を訴求する。
海外拠点の連携や人材育成も力を入れる。24年1月に新設した韓国現地法人タキサダコリアと
連携し、中国の商談に生かす。プルミエール・ヴィジョンパリで評価の高かった素材も引き合いが
強いため、グローバル事業部との情報共有を強化する。
 
中国人スタッフを対象に昨年から日本での研修を始めた。仕入れや物作り、納期管理などを
学び、中国での提案力を高める。
  
前期は上期堅調だったが下期に販売が落ち込み、微減収微減益だった。
展示会出展など新しい取り組みでコストが上昇したが、新商品提案で一定カバーした。
下期の失速要因はつかみきれていないが、1品番あたりの受注量が減少した。

 
=瀧定名古屋の瀧定紡織品上海 インパクトのある特別展 社の歴史と最先端技術を紹介

一覧に戻る

PAGE TOP