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メディア 2024.04.23

バイオワークス ポリ乳酸繊維「プラックス」ファッション用に瀧定名古屋展示会を初開催


バイオワークス
ポリ乳酸繊維「プラックス」
ファッション用に
瀧定名古屋展示会を初開催

 
2024.4.17 繊研新聞
 
素材ベンチャーのバイオワークス(京都市精華町)は、
瀧定名古屋と共催でポリ乳酸(PLA)繊維「PlaX」(プラックス)の
テキスタイル展示会を都内で初めて開いた。
100%使いやウール混、綿混など幅広いファッションに向けた企画を充実させた。
  
プラックスは独自の改質技術で日常使用下での耐久性を高め、
染色性も向上させたポリ乳酸繊維。
この間、自社と瀧定名古屋などの生産ネットワークを活用したファッション素材の
企画を強化しており、プルミエール・ヴィジョン(PV)パリにも連続出展している。
国内では24年春夏から百貨店アパレルやセレクトショップなどでの採用が一気に広がり出した。
  
今回の展示会では瀧定名古屋の婦人テキスタイルを扱う11課、ニットの14課と共催で
オールシーズンを対象にしたプラックス使いの生地を提案した。
先行した短繊維に加え、長繊維も充実。
長繊維は75デニール36フィラメントを中心にする。
  
ダウン側地に使える長繊維100%のタフタや、オーガンディ、ジョーゼットなど企画。
一般的なPLAでは堅牢度が出にくい黒など濃色の仕上がりが良く、好評だ。
昇華転写プリントも低温のプロセスで可能とし、PVで評価された。
緯糸に和紙を使ったツイルは和紙の吸放湿性やPLAが持つ抗菌防臭機能で靴アッパーなどに適する。
メロンジョーゼットなどウール混のスーツ地も充実させた。
今後はスポーツ用途も力を入れ、長繊維の丸編みのバリエーションを広げる。
  
短繊維はプラックス100%の20番手天じく、段ボールニット、裏毛などを企画。
伊紡績のゼニア・パルファと協業したウール混素材は、プラックス43%ウール57%で
長短複合と混紡の2種類を企画した。
デニムなどカジュアル素材も好評で、緯糸に混紡糸を使い、ビンテージ加工のバリエーションも見せた。

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