機能服にサステイナブル素材
瀧定名古屋紳士服部門20年春夏向け
日本製のこだわりも提案

瀧定名古屋紳士服部門は、
20年春夏のビジネスパーソン向けの機能服を、
「デパーチャー」をテーマに
「クリーンビズ」「ジャパンメイド」の
二つの切り口で紹介している。

同部門はビジネスシーンでの服のカジュアル化、
IT企業などスーツを着用しない業種が増えていることなど、
ビジネス環境の変化に合わせて、
ビジネス着用コードを踏まえたカジュアルなスタイリング、
着心地の良さや消臭、イージーケアなどの
機能を加えた商品を紹介している。

20年春夏向けテーマのデパーチャーは
「空港を利用して出張する機会が多いビジネスパーソンに向けて」、
役立つスタリングや新たな機能を提案するもの。
グリーン・ビズは世界で広がってきた
環境配慮・サステイナブル（持続可能な）の理念を取り入れた。
軽さや家庭洗濯可能、シワになりにくいなどの
従来からの機能に加え、素材や作りを工夫した。

その一つが、欧州でサステイナブル理念の
テキスタイル開発で知られるユーロジャージーの生地の使用。
同社は製造工程で二酸化炭素を排出しない、
染色加工後の廃液も処理するなどの取り組みを行っている。
同社生地を使用することで、環境配慮や
サステイナブルに対応する。

ジャパンメイドは、日本ならではの技術や品質を提供している
縫製工場との取り組みを訴求する。
その一つが縫い目が平らなTPS縫製の導入。
コートやジャケットなどで縫い目が気にならない
上質なスタイリングを提案する。

もう一つは無縫製横編み機「ホールガーメント」を
導入しているニッターとの取り組みによる、
ポリエステル100％の洗えるニットジャケット。
縫い目や着心地が気になるアームホール部分などに、
きめ細かい工夫をこらしているのも特徴だ。