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2016年4月5日 瀧定名古屋 今年度も物作り機能強める
川上中心に企画から
  • 繊維ニュース 2016年4月27日

    瀧定名古屋 瀧昌之社長 新しい芽発掘へ注力
    服飾雑貨ルートへトライ

    瀧定名古屋の2016年1月期単体決算は前期比9.1%増収、
    営業利益・経常利益は2けたの増益だった。
    リーマン・ショック以降から取り組んでいる 「顧客の懐へ深く入る」営業が浸透したこともあり、
    服地、製品の両部門とも増収となった。
    瀧昌之社長は、「衣料品分野だけでなく、 服飾雑貨ルートへの生地販売にもトライし、成果が出ている」と話す。

    ―6期連続で増収経常増益になりましたね。

    国内では婦人服地部門が順調に売上を伸ばし、
    海外では上海の現地法人も堅調です。 現場は良く頑張ってくれています。
    ただ、まだ胸を張れる内容ではありません。 利益率の水準も戻っていないと感じています。

    ―原料からの組み立てがうまくいったのも要因ですか。

    多少進化したかな、とは思います。
    ただ我が社はファッション業界においてはあくまでも黒子です。
    お客さまであるアパレルさんが苦しんでいるのは 我々の責任でもありますから手放しでは喜べません。
    もっと力をつけ、素材やファッションの提案力をさらに強化し、 新しい芽を発掘する必要があります。

    そのステップの一つとして、原料に詳しい人を採用しました。
    その結果、彼を中心に勉強会を行うようになりました。
    これまで以上に社員も原料に興味を持つようになりました。

    ―輸出の取り組みはいかがですか。

    アムステルダムに事務所もありますし、 人員を増やし100億円は目指したいですね。
    中国や、韓国からも引き合いが多いです。
    三国間貿易も増やすために以前の輸出推進室を 国際貿易推進部に格上げしました。

    ―そのうえで主な課題として残っていることは。

    製品部門に課題があります。
    現在、中国のほかアセアン地域などでいろんな仕組みを作っていますが、
    複雑な仕組みだけに、使いこなせていません。
    縫製を6カ国で行っていますが、 生地や、副資材はほかの国から入れることがあります。
    そのコントロールをしているのが上海と日本で、 決済は上海、香港、日本で行っています。
    その連携がうまくいかないときもあります。
    生地や付属品・副資材の生産拠点があちらこちらにちらばっているので
    納期管理などが必ずしもうまくいっていなくてロスが発生します。
    間に合わないと航空便を飛ばしたりして、意外と経費がかかることがあります。
    これが製品部門の利益の足を引っ張っています。
    余分なコストは少なくする必要があります。
    温度差はあるかもしれませんが皆さん悩んでると思います。

    ―営業面では無駄を無くし、販売管理費が下がりました。
    今度は生産面で無駄を無くすことがポイントだと。

    その通りです。ちょっとしたことがポイントかもしれませんね。
    個々の社員がもう一声、もう一手間かければ改善するのかもしれません。
    送ったメールが届いているか確認してないとか、
    ちょっとしたミスが大きなロスを招きます。

    中国なら近いですし、ある程度物流なども集約されています。
    問題が発生したときすぐ対応できますが、 アセアン地域ではそうは簡単にはいきません。

    ―新しい展開はありましたか。

    かばんや靴向けなどの生地販売が3割増えました。
    婦人靴に当社の生地が使われたのは新しい発見でした。
    我々にとっては新しい分野ですが、まだまだマーケットは広がると思います。
    女性はバッグや靴はかなりの数を購入します。

    ―人材教育については、どのようにお考えですか。

    若い社員を仕入先へ2カ月派遣しています。
    ご迷惑でしょうが、お互いのプラスにつながればと考えています。
    女子社員の活用については、意識して女性の営業職を増やし、育てています。
    2年前にキャリアプランを作りました。
    結婚し、出産したら総務に異動するなど選択肢を増やし、
    継続して働きやすい仕組みを設けています。

    ―最後に改めてお聞きします、貴社の”こだわり”とは何でしょうか。

    「信用を大切にする」ということと「利は元にあり」です。
    信用を大切にすることは言うまでもありませんが、
    仕入先を大切にしなければ、もの作りを極めることはできません。
    普段は意識しなくても、何かが起こったとき、
    この言葉に立ち返ると「水戸黄門の印籠」のように効き目がある言葉だと思います。

  • 繊維ニュース 2016年4月15日

    瀧定名古屋 17春夏婦人服地
    かつてない「カラー」展開 フェミニンとスポーツの融合も

    瀧定名古屋の婦人服地部門は17春夏に向けて、
    「カラー」の打ち出しを強める。
    このほど大阪市内で開いた同シーズン向け展示会では、
    「これだけカラーを取りそろえるのは初めて」というほどに
    多彩なカラーを製品サンプルとともに見せた。

    同部門は2016年1月期、売上高が前期比11.4%増の202億円となり、
    紳士服地部門の売上を超えた。
    その要因は「ターゲットを明確にしたチーム提案による営業効果」と、
    「企画部門の打ち出しと営業視点のモノ作りの両輪」による
    企画力の向上にあると分析する。
    2けた%増収には輸出拡大も大きく寄与したが、国内販売も伸びた。

    この流れのなかで17春夏向けとして同部門が打ち出すのがカラーだ。
    白から青、赤からオレンジ、ピンク、イエローからグリーンなどの
    グラデーションを取りそろえ、顧客の目を引きつける。
    2月のパリ「プルミエール・ヴィジョン・ファブリック」の
    カラー発信を強く意識したうえで、同社のエッセンスを加えて訴求していく。

    素材は「ベーシック一辺倒から素材感を重視する流れが出てきた」として、
    糸や織り・編み、加工の各工程で表情感を付与する。
    楊柳やラッセル、カットジャカード、フリンジ、ファンシーメッシュなどだ。

    17春夏ではプリントの復活も強い傾向となりそうで、
    花やエスニック、果実柄などで多彩にプリントを用意する。
    近年注目されるレースも継続、加えてスポーツテーストに脚光が当たる。
    「フェミニンとスポーツの融合」として
    花柄プリントと合繊パーカなどのスタイリングを提案する。

    化合繊使いのドレープ性も継続トレンドだが、
    そのなかで目新しさとして訴求するのは、スエードタッチや微起毛。
    透け素材の人気も継続で、その際はオーガンジーよりも
    シフォンの柔らかさが重要になる。サテンなどの光沢感も重要性を増す。

    展示会ではイタリア製を軸としたインポート素材の訴求にも力を入れた。
    モノ作りのためだけに年間7~8回海外出張するサイクルが出来ており、
    現地でのオリジナルのモノ作りが進んでいる。

    また近年の大方針である「川上化」の一環として、
    「自家生産プロジェクト」も展示会場で披露。
    シーズンごとにオリジナルの糸を原料から生産管理して開発、 供給するという取り組みで、
    先行発注と備蓄によるリーズナブルな価格が訴求力になる。
    17春夏ではインドでのリネン糸開発を進めた。

  • 繊研新聞 2016年4月5日

    瀧定名古屋 今年度も物作り機能強める
    川上中心に企画から

    瀧定名古屋は今年度も物作り機能を強化し、
    顧客との取り組みを進化させる。

    前年度(16年1月期)は、既存や新規顧客とのブランド、
    商品分野を拡大し、2年続いて大幅な増収増益となった。
    企画段階から顧客と話し込むことで、
    「原料からさかのぼった企画立案、商品絞込みによる原料共通化や
    生産コストを軽減して収益性を高める」(瀧昌之社長)ことができた。
    顧客への営業活動のダブりなど抑える横串機能も広げた。
    課を横断するプロジェクトを設け、「無駄を無くし合理化を進めたほか、
    顧客もトータル提案を受けられる利点が広がった」とみている。
    生地部門を中心に販路を広げ、「ファッション業界のあらゆる販路に、
    部品である生地を安定供給する役割を果たした」としている。

    生地開発や縫製など物作り機能では、
    仕入先への社員研修やカンボジアの縫製工場への出資などを通じて、
    社内に知識やノウハウ、組み立てる管理技術などを蓄積した。

    今年度は、引き続き川上段階を中心とした物作り機能を強化する。
    生地部門の開発や調達のネットワークは中国や韓国、台湾、日本。
    縫製拠点は中国、カンボジアやミャンマーなど東南アジアへと広がっている。
    これを基盤に、企画から生地・副資材調達、縫製では
    知識やノウハウを駆使した商品を提供する。

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