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2015年10月29日 秋季総合トップインタビュー 瀧定名古屋社長 瀧昌之氏
仕事の精度を上げる
  • 繊維ニュース 2015年10月29日

    秋季総合トップインタビュー 瀧定名古屋社長 瀧昌之氏
    仕事の精度を上げる


    瀧定名古屋の上半期(2~7月)は増収増益で推移した。
    生地部門は堅調だったが、製品部門は低収益から
    利益面で足を引っ張る形となった。
    下期はとくに製品部門で、社員一人ひとりの意識を高め、
    連携を深めることで、仕事の精度を上げて収益を改善する。
    生地部門では、オランダでの駐在員事務所開設を契機に、
    好調な生地輸出をさらに拡大していく。

    ―2015年1月期は増収増益でしたが、今期の上半期(2~7月)の
    状況はいかがでしたか。

    増収増益では推移しましたが、利益率は売り上げの伸びについてきていません。
    生地部門は胸を張って増収増益と言える水準になりましたが、
    製品部門は赤字ではありませんが、低収益のため
    利益面で足を引っ張る形になっています。

    製品事業の低収益は、中国などの人件費の上昇や、
    原料コストの上昇など個別の要因はありますが、
    円安をきっかけに円高で隠されていた様々な課題が
    表面化してきたとわたしは見ています。
    いろいろな面で製品ビジネスが荒っぽい仕事の仕方になっていたのですが、
    円高の局面ではそれが吸収され、綻(ほころ)びが見えなかった。
    そういう意味ではもう一度仕事の精度を上げることが必要です。

    ―生地部門はいかがですか

    生地部門は良い状況です。
    一人ひとりの社員の連携や、メンズとレディースなど
    部署間の連携がうまく機能していることが、業績に表れています。
    ターゲットを明確にし、望むものを提供できていると感じています。
    生地輸出が伸びているのも、国際貿易推進部と国内の各部の連携が
    うまく進んでいるからです。
    オランダのアムステルダムに駐在員事務所を設けましたので、
    今後はさらに顧客が広がると期待しています。

    生地では雑貨分野などでも販売が伸びています。
    これまで取引の少なかった新しいマーケットが
    広がっていることも堅調要因の一つです。

    ―下期のポイントについて教えてください。

    製品部門では、先ほども触れましたが、
    仕事の精度を上げていくことが重要です。
    これまでのやり方で進めていくという意識は
    なかなか変わらないのですが、
    一人ひとりが仕事の流れを把握し、
    もうひと声かける、もうひと手間加えるといった連携を進めることで、
    製品の組み立てが有機的に結び付きます。

    そういった連携によってベトナムやミャンマー、
    カンボジア、インドネシアなどアセアン地域での
    製品生産の精度をあげることもでき、
    不良品や納期遅れを減らすことが可能になります。
    今期は個人の意識を高めるために、
    適任者を担当に配置するなど人事面でも手を打っています。

    ―生地部門は輸出が期待できます。

    中国向けでは国際貿易推進部ばかりでなく
    各部が上海法人と連携して進めています。
    中国の大手アパレルとの取り組みも進んでいます。
    点や線での販売から面での販売を広げていきます。

    欧米市場については、日本製の生地が欲しかったという
    顧客にとっては円安で価格的に値ごろ感が出ています。
    世界的にメンズとレディースの生地の区別が薄れ、
    どちらの分野も手掛けている我々は顧客から見れば便利な存在です。
    アムステルダムに駐在員事務所を置いたことで、
    顧客との距離が縮まっています。
    そういった利点を生かし、販売を拡大していきます。

    ―人材育成についてお聞かせください。

    とくに変わったことをしているわけではありませんが、
    若い人にはできるだけ働く場所の希望をかなえてあげたいと考えています。
    またそういうことが言えるような環境作りを進めています。

    年に一度、申告書を出せるほか、
    私自身もほとんどの社員と半期に一度、面談をしています。
    若い社員と半年後とに直接会って話をすると、
    表情や発言内容が劇的に変わることがあります。
    その成長度合いを自分の目で確認できるのはとても楽しみなことです。
    不満や不調の早期発見にもつながります。

    人材のグローバル化も進めたいと考えています。
    例えば上海法人では、当たり前のように男性も女性も
    変わりなく働いています。
    そういう意識が名古屋の本社に逆流し、良い影響を与えています。
    また逆に上海に瀧定名古屋の伝統"瀧定イズム"を移植すると、
    そこに新しい化学反応が生まれます。
    そういった交流を進めたいと考えています。


    こんな人材、大歓迎!

    瀧社長は「一つは自分の予測を破ってくれる人。そんな人材に会いたいですね」
    と欲しい人材について語る。
    そして「扱いにくいタイプが会社に入ってくれた方がいい」とも。
    会社ではオーナーの好む人間が集まりがち。
    そうならないように常に意識しているのだろう。
    さらに「動きのある、社内をかき回してくれる人がいいかな」とつけ加える。

  • 繊維ニュース 2015年10月23日

    瀧定大阪・瀧定名古屋
    1000人招き「名瀧会」


    瀧定大阪と瀧定名古屋は22日、取引先との懇親行事、
    「第81回名瀧会」を大阪市内のホテルで開いた。
    仕入れ先、販売先、関係者など約1000人が参加した。

    瀧隆太・瀧定大阪社長は冒頭あいさつで、
    「15年後には人工知能技術の普及によって
    人々の生活が大きく変わるという指摘がある。
    車の運転も自動になり、有意義な時間も生まれる。
    我々ファッション業界もこの影響を大きく受けることは間違いなく、
    創造性や共感力、思いやりなど人間でなければ出来ないこと、
    値打ちがないことを 今以上に追求しなければいけない」と述べたうえで、
    「産地の皆さまが誇る独自のクラフトマンシップとともに、
    消費者に価値のあるものを提供していきたい。
    文化産業の担い手として、共にさらなる発展を遂げましょう」と呼び掛けた。

    続いてあいさつに立った瀧昌之・瀧定名古屋社長は、
    「これからは人と人、会社と会社の連携で難局を乗り切る時代であり、
    互いに敬意を表した一気通貫のチームワークが重要。
    産地の皆さまと力を合わせ、世界に挑戦していきたい」と抱負を述べた。

    両社長のあいさつの後には、
    全日本女子バレーボールチーム監督の眞鍋政義氏による講演
    「金メダルに向けた組織マネジメント~女性を輝かせるテクニック~」が行われ、
    続いて懇親パーティが盛大に催された。

  • 繊維ニュース 2015年10月20日

    瀧定名古屋 16秋冬婦人服地
    ベーシックトレンド継続 ウールとジャージ軸に


    瀧定名古屋の婦人服地部門は16秋冬に向け、
    ウールやウール調を軸にベーシックな素材を取りそろえるほか、
    各課共通の重点素材としてジャージを増強提案する。

    同社によると、9月にパリで開催された
    「プルミエール・ヴィジョン・ファブリック2016秋冬」などを見ても、
    「服地のトレンドに大きな変化がない」。
    さらに、国内市場の低調が続くなかで店頭やアパレルが保守化。
    この2つの要素を背景に、同シーズンもベーシック素材のトレンドが続くとみる。


    この流れのなかで、引き続き二重織りなどで
    ダブルフェースを意識しながら、原料や糸にこだわったウールや、
    合繊のウールライク、杢調、トップ調の充実などを図る。
    好調な販売が続くジャージも拡充対象で、
    ”横串”の提案として各課が「ストレスフリー」として
    各種ジャージとジャージ調素材を用意する。

    シーズンテーマは「リ・ビューティー」「リ・デザイン」 「リ・コード」の3つ。

    リ・ビューティーでは肉厚ドレープやそのカラーバリエーション、
    スエード、フロッキーなどを、
    リ・デザインではロービングニット、ノンウールのビーバー、ファー、
    横編み調のジャージ、圧縮パイルなどを、
    リ・コードではカルゼのバリエーション、ふっくらしたメルトン、
    ネップ糸使いのトラッドなチェックなどを訴求する。

    16秋冬の素材開発は今後も加速し、
    12月に大阪、東京で開催予定の総合展では
    「ベーシックトレンドの次」として、
    ファンシー素材を中心に、より付加価値化した提案を強める。

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