ニュース

  1. HOME>
  2. ニュース
2015年8月21日 瀧定名古屋と協業企画「北彩」
初年度1億円、3年で5億円へ
  • 繊研新聞 2015年8月21日

    瀧定名古屋と協業企画「北彩」
    初年度1億円、3年で5億円へ


    福井産地の若手で作るグループ「ITOMO」(イトモ)の活動が
    ビジネスベースで広がっている。
    瀧定名古屋との協業プロジェクト「北彩」(ホクサイ)を
    16年春夏から立ち上げ、初年度2000反、仕入れ額1億円を見込む。
    今後も取り組みを拡大し、「3年以内に5億円」(瀧定名古屋)を目標に据える。

    20日、福井市内でITOMOと瀧定名古屋との商談会が開かれた。
    瀧定名古屋から総勢20人の担当者が福井を訪れ、
    グループに分かれて産地各社によるプレゼンテーションや開発商談を行った。
    瀧定名古屋によるファッションセミナーや懇親会を行い、
    21日には産地企業3社の見学も行う。


    この取り組みは昨年8月に続いて2度目。
    13年末のITOMO立ち上げ以来、両者で交流を深め、
    協業素材「北彩」の開発、今年4、6月に開いた
    瀧定名古屋の16年春夏展示会での披露へと発展してきた。

    瀧定名古屋からは産地側に対して欲しい素材のイメージを伝え、糸から開発。
    昨年10月から糸の試作に取り組み、
    レーヨン・PTT(ポリトリメチレンテレフタレート繊維)、アセテート・PTTの複合撚糸と、
    毛羽の少ない紡績糸「MVS」と3種の糸軸を決め、
    これを使って機屋、ニッター、染工場、産元商社などと生地開発を行った。

    16年春夏の試作数は90点で、北彩専用ハンガーで展示会で披露。
    このうち6点が量産ベースとなり、アパレルへの販売を進めている。
    年1回の商談会以外に日常的に両者で個別の商談を進めており、
    16年秋冬はストレッチ糸をテーマに開発を進めている。

    瀧定名古屋として、産地のグループとの協業はこれが初めて。
    「当社の婦人素材は国産比率が8割を超え、国内産地との取り組みは重要。
    これまでは産元商社を通じた取引しかなかったが、
    ITOMOとの協業をきっかけに作り場との接点が出来、産地の実情も見えてきた」
    (瀧浩之婦人服地部門営業推進室次長)と意義を強調する。
    今後は尾州産地など北陸以外の国内産地との取り組みも模索する。

    産地側も産地企業自ら開発素材を提案するケースが出るなど、
    より前向きな変化が生れているという。
    ITOMOでは、「ここに参加することで何かが起きると産地の若い人に感じて欲しい。
    商談をきっかけに自分たちの強みも再認識できる」(八田嘉一郎会長)とし、
    参加者をさらに募っていく考えだ。

    ITOMO 福井県内の繊維関連企業の若手が中心となり、
    「繊維産業の明日を考える」事を狙いに13年12月に発足した。
    産元商社、機屋、ニッター、染工場、撚糸といった業種の枠を超え、40社50人が参加する。
    会長は八田経編の八田嘉一郎社長。
    発足以来、繊維製品品質管理士(TES)試験の勉強会、
    今治産地への視察などを行ってきた。
    福井県繊維協会の賛助会員で、協会や県の支援を受ける。
    物作りの連携を促進するため、今年7月には織り、編み、染め、撚糸などの
    メンバーで構成する商品開発部会を立ち上げた。

  • 繊研新聞 2015年8月4日

    瀧定名古屋の来春夏向け紳士服地
    ハイテクや硬質感 水モチーフの柄物も


    瀧定名古屋の16年春夏(第2弾)向け紳士服地は、
    ハイタイドをテーマに、光沢や透明感のあるブルー、グレーを基調にした
    ①新未来感覚のハイテク②冷たい光沢感と硬質感③水やジェルの表面感を
    想起させるプリント――などの素材を提案する。

    ハイテク素材では綿・ポリエステルベースの段ボールニットや
    綿混ジャージーのボンディング、ジャージーのダブルフェイス、
    レーザーカットなどが目立つ。
    光沢感や硬質感ではポリウレタンコーティングをはじめ、
    チンツやカレンダー加工のポリエステル・ウール、
    岩肌をイメージしたフロッキープリントなど出す。
    プリントでは水や水中花、水彩のモチーフでぼかしや3Dプリント、
    グラデーションを多用した綿やナイロン、ポリエステルの柄物を増やした。
    ブークレやジャカードなど凹凸感のある素材も多く、
    全般的には綿混やナイロン混など天然ライクなものが中心となる。


    スタイリング提案では、白のワントーンコーディネートや
    ミニマルなスーツ、ノーカラーのジャケットやシャツ、
    総柄のコートやブルゾンなど着崩したモード調スタイルを出す。

トップへ