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2015年6月4日 瀧定名古屋 福井の繊維産地と提携
高級婦人服地を企画販売
  • 繊維ニュース 2015年6月12日

    瀧定名古屋 婦人服地部 
    若手デザイナーと協業 創作力向上目的に


    瀧定名古屋の婦人服地部はクリエーション(創作力)
    向上や生地の販促活動の一環として、
    若手デザイナーとの協業に力を入れる。

    このほど大阪で開催した16春夏向け展示会で、
    若手デザイナー2人が同部の生地を使って制作した
    製品見本を大々的に披露した。
    今回協業したのは「ウエムロ・ムネノリ」「ヤストシ・エズミ」の2人。
    同部の生地を2人に提供したうえで、双方で意見を交わしながら微調整し、
    最終的に2人が製品に仕上げた。
    展示会では上下セットの製品見本をそれぞれ3点ずつ披露したほか、
    「リコメンド素材」として製品には使わなかったものの
    2人が興味を持った生地もコーナーを設けて展示した。


    同社は5年ほど前から、自社のクリエーションを磨くことを目的に、
    若手デザイナーやクリエーターとの協業を意識的に進めてきた。
    彼ら、彼女らが求める生地のロットは小さく、
    商業的な意味では供給側にほとんどメリットは無いが、
    「若手デザイナーのクリエイティブな発想力を生かす」ことを重視し、
    積極的に取引口座も開いてきた。

    同社には現在、25人のテキスタイルデザイナーがいる。
    こうした取り組みの成果もあって、
    開発力は「間違いなく向上している」という。

    同部は4月に開いた展示会でも、福井産地の若手有志グループ「ITOMO」との
    連携プロジェクト、「北彩 HOKUSAI」の素材を披露している。
    こうした産地や若手デザイナーとの協業を進めていくほか、
    「クリエーションの向上」を主目的に、今後は異業種との協業も視野に入れる。

  • 中部経済新聞 2015年6月4日

    瀧定名古屋 福井の繊維産地と提携
    高級婦人服地を企画販売


    繊維商社大手の瀧定名古屋は福井県の繊維産地と共同で、
    高級婦人服地の製作に乗り出す。
    2016年春夏物向けから、アパレルメーカーや小売りチェーンなどに販売する。
    産地との共同企画は初めて。
    販売する婦人服地は着心地を大きく左右する伸縮性の高さが売り。
    商社自ら川上となる産地と一体となって商品開発に乗り出すことで、
    需要創造型の商品を迅速に開発、提供する考え。
    国内に加え、輸出も計画している。

    福井県は、日本の代表的な繊維産地の一つ。
    かつて絹織物の産地として栄えた。
    現在は主に大手原糸メーカーや商社などが委託する、
    合成繊維の受託生産を行っている。
    ただ、安価な輸入品に押され、産地の出荷量は伸び悩んでいる。


    産地の若手経営者らは昨年、情報交換や商品開発などを目的としたチーム
    「ITOMO(いとも)」を発足。産地活性化に取り組んでいる。

    瀧定名古屋は、ITOMOと共同企画した婦人服地の新ブランド
    「北彩(ほくさい)」を立ち上げる。
    撚糸から織り、編み、染色などITOMOに参加する約40社と、
    アセテートやレーヨンをベースにした特殊糸を使った生地を開発する。

    主に婦人のシャツやブラウス、ジャケット、パンツ向け。
    アパレルメーカーや小売りチェーンなどに販売する。
    生地を使った婦人服は、百貨店などの店頭に並び、
    中心価格帯は2万円前後になる見通し。欧米や中国などにも輸出する。

    新ブランドの立ち上げに加え、中長期的な視点で
    産地と共同でビジネスチャンスを探る。

    北彩を手がける瀧定名古屋婦人服地部門の担当者は、
    「産地の活性化の一助になれば」と話す。
    婦人服地部門で扱う生地は、約80%が国内産。
    北陸の産地から仕入れる量も多い。

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