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2014年11月18日 名古屋地区専門商社、中国内のテキスタイル販売強化

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  • 繊研新聞 2014年11月18日

    名古屋地区専門商社、中国内のテキスタイル販売強化
    コスト抑え差別化品

    名古屋地区の専門商社が、
    上海法人を中心にした中国内のテキスタイル販売を強化している。
    中国人スタッフを中心に現地法人の販売力が整ってきたのが背景にある。
    日本企画、中国生産による差別化品をコストを抑えて開発し、
    中国内販だけでなく、ASEAN(東南アジア諸国連合)や欧米などへの
    輸出も視野に入れて販売拡大を目指す。

    10月に上海で開かれた国際素材展インターテキスタイル上海には、
    タキヒヨー、瀧定名古屋、豊島、モリリンの4社が参加した。
    モリリンと瀧定名古屋は、現地法人主体のブース出展だけでなく、
    中国で開発した素材を重点的に提案した。


    中国法人、上海茉莉林紡織品中心に臨んだのは、モリリン。
    出展内容も、中国開発素材7割、尾州や北陸などの日本素材3割に変更した。
    中国開発素材として提案したのは、
    抗ピリング性を特徴として新たに糸から開発した「ピローラ・フリー」。
    スーパーファインウールを防縮加工したほか、
    特殊紡績法で毛羽立ちをしにくくした。

    瀧定名古屋も、中国法人、瀧定紡織品上海が中心となって出展ブースを構成。
    現地法人主軸の中国内販をアピールした。
    紳士服地部門は、4月から上海に専任デザイナーを常駐させて
    中国市場向けの素材開発を強化。
    日本感覚の素材使いとスタイル提案を特徴とした中国開発素材を紹介した。
    日本素材の扱いが多い婦人服地部門も、
    内販のニーズに合わせた中国開発素材を新たに加えた。

    現地法人が主体だが、日本素材のうち、
    中国内販に適した素材を中心に訴えたのは、豊島だ。
    豊島は中国法人の豊島国際上海に加え、
    本社素材部門のオーガビッツ部門が参加した。
    日本で布帛中心に年間数千反の販売実績のあるオーガニック綿ブランドを提案した。
    日本で行っている、カンボジアの地雷原を綿畑に変える活動支援などの
    環境保護活動も紹介した。

    タキヒヨーは国際営業部貿易部が中心に参加してきたが、
    現地法人タキヒヨー上海貿易との連動を強めている。
    内販の中心となっているのは、ウール素材中心の尾州物と化合繊中心の新潟物。
    今回のインターテキスタイル上海では愛知県一宮市の紡織開発拠点、
    一宮工場で開発した原糸を使ったオリジナル素材企画「1751ラボ」も紹介した。

  • 繊研新聞 2014年11月12日

    瀧定名古屋・来秋冬向け紳士服地
    装飾的な柄を表現

    瀧定名古屋の15~16年秋冬向け紳士服地は、
    合繊をベースにしたグラフィカルなプリントや
    ゴールド系の色をアクセントにする一方、
    クラシカルでオーセンティックな素材を中心にウールのジャカードや
    ドビーによる装飾的な柄を出す。

    コンテンポラリーなスタイリングには、
    リッチ感のあるいぶした金色を合わせた合繊複合などの
    ハイブリッドな素材が軸となる。
    クールな光沢感の軽量ナイロン、プリントの小紋やジオメトリック柄、
    マルチチェックやガンクラブチェック、オーバーウインドーペーンなどを
    プリントした合繊などがある。
    ボンディングアウターやジャケットとブルゾンのレイヤードスタイルでは
    アーバンスポーツをイメージした着こなしを想定している。



    モード系のスタイリングに合わせるのは、ネービーやブラウン、
    パープルなどのダークカラーで、クラシカルなウールが中心となる。
    壁紙やリビングに使われるゴブラン織り、アラベスク模様、
    無彩色濃淡のジオメトリック柄、ダークジャカードなどの装飾的な素材使いが目立つ。
    チェスターコートやショートブルゾンが主力だ。
    今年の秋冬もトレンドだったチェック柄は、
    従来の派手な配色の単品ジャケット向けではなく、
    スーツ向けとして地柄になじむのが特徴だ。

  • 繊維ニュース 2014年11月7日

    名瀧会に1200人、瀧定創業150周年祝う

    瀧定名古屋と瀧定大阪は5日、取引先との懇親行事「名瀧会」を
    名古屋市内のホテルで開いた。
    今年は1864年の創業から150周年に当たり、
    1950年から開いている同会も80回目。
    主催者側を含め約1200人が集った。

    瀧昌之・名古屋社長は
    「商売の王道を歩み、取引先からの信用を重んじるという
    根本精神を引き継ぎながら、市場の変化に応じて自己変革を進めていく」
    瀧隆太・大阪社長は
    「消費者の生活や人生を豊かにするファッションビジネスの本質を追求し、
    業界にとって役に立つ存在であり続けたい」とそれぞれあいさつ。
    清水寺の森清範貫主が「清水の舞台から」と題して講演した。



    懇親パーティで乾杯の音頭をとった日本繊維産業連盟の下村彬一会長(東レ相談役)は
    「繊維産業発展の重要なテーマは『工商一体』。
    瀧定はコンバーターとしてそれを体現しており、
    業界にとって必須の会社になっている」とたたえた。

  • 繊研新聞 2014年11月7日

    瀧定名古屋来秋冬向け
    質感で価値高める

    ハリ・コシ、毛足で柔らかさ

    瀧定名古屋は15~16年秋冬向け婦人服地で、1枚でフォルムを描くハリ・コシ、
    反発感ある膨らみといったタフな感覚や、シルクライクな風合いの素材を充実する。
    起毛加工や毛足の長い獣毛混で、柔らかさや温かみを足すのもポイントだ。
    色柄よりも素材の質感が主役になりそうで、無地素材の提案を強めている。

    主力の百貨店アパレルを中心に物作りを見直す傾向にあり、
    「ベーシックできちんとしたタフなもの、
    シルクライクなものを揃えようという流れに向かっている」ことから、
    「タフカワ」と「男前センシャル」をトレンドテーマに据えた。
    タフカワは、二重織り、ボンディング、段ボールニットといった多層構造のほか、
    マトラッセ、キルティングなど、アウターを1枚で仕立てられるような
    コンパクトな膨らみと軽さを備える素材を推す。
    膨らみ、ハリ・コシのトレンドは継続しながら、
    柔らかさ、癒やしという要素が注目されていることから、
    起毛加工などで温かみを足した薄手を増やした。
    人気が続く裏毛は、シルクネップを差してエレガンスにこなしたり、
    プリントやラミネートで新鮮さを加えた。

    男前センシャルは、シルクライクなドレープの表現に注力した。
    ドレープの美しさはそのままに、糸や組織でドライな質感や反発感を加えるのが特徴で、
    強撚キュプラとウールのジョーゼットや、
    ウール複合で膨らみのあるダブルクロスなどを打ち出した。
    人気の膨れジャカードは、渋い色合いや
    控えめな単色ジャカードのバリエーションを拡充した。
    ヘアリーな素材はここでも重要で、毛足の長いモヘアを混ぜたり、
    起毛加工を駆使した織・編み物を豊富に揃えた。

    色柄は、ここ数シーズンのグラフィック柄への支持が揺らぎ、
    はっきりとした柄から無地感覚に向かっている。
    色柄より質感の良さを価値にしたシンプルな素材の存在感が強まっている。
    定番のチェック、ストライプ、ボーダーは、
    ピッチが細かいものと大きいものの両極に集中すると見る。

    展示会では「トレンドを分かりやすく発信すること」を重点に、
    四つのディレクションテーマを二つのトレンドテーマに落とし込み、
    素材と製品で提案した。

    価値がしっかり伝わるよう、タグには素材説明を記した。
    12月に東西で開く15~16年秋冬総合展は、
    「トレンチやダウンからウールコートに切り替わる流れ」から、
    コート素材を軸にする。


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