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2012年3月26日 | チャイナビジネス 深時代・専門商社 現地法人の機能拡充 | 繊研新聞 |
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2012年3月26日
チャイナビジネス 深時代・専門商社 現地法人の機能拡充
専門商社の中国事業が新たな段階に入ってきた。中国での物作りに加え、内販事業を本格化。
これと並行して現地法人の強化を急ピッチで進めている。
瀧定名古屋も上海の現地法人、瀧定紡織品上海と瀧定名古屋商紡上海の拠点機能を強化している。
同社はグローバルビジネスへの対応策として部門に昇格した国際貿易推進部が欧米やアジア圏への
生地販売を担うほか、紳士部門が中国だけでなく東南アジアにも生産拠点作りを進めるなど、
動きは急ピッチだ。
こうした中でも中国内販は重要なテーマとして掲げている。上海の拠点の増強、
中国人幹部・スタッフの登用やレベルアップなどを進める。そしてグローバル化の基本は
国内事業として、これまで培ってきた課別独立採算制による国内事業の仕組みを改めて拡充する。
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2012年3月15日
欧州、アジアで生地を販売/瀧定名古屋 国際貿易推進部部長代理 黒田剛臣さん
瀧定名古屋の輸出部門、国際貿易推進部で営業の第一線に立っている。
5年前に紳士服地部内に発足した部門を母体に、3年前には輸出推進室に、そして独立した部門として昨年
4月に発足した。
「小学校高学年を米国で過ごし」、英語は堪髄。また「外国人に接触するのに抵抗感がない」。
そこで瀧定名古屋の生地を世界に紹介したい」と、欧米やアジアなどの各国を販売活動で訪問する毎日だ。
営業課の素材のほか、部門で独白に閲発した生地も販売する。
「国ごとに求められる商品は好みが違うし、企画から調達までのスケジュールも違う。各国の事情に
合わせて素材を販売している」。輸出先は韓国や中国、台湾などのアジア。それにドイツ、フランス、
英国、イタリア、トルコなどの欧州と米国。年間で120日以上、出張している。
瀧定名古屋は課別独立採算制。
「この制度で鍛えられた。自ら企画して作り仕入れる。顧客に前もって企画を提案できること、その機能は
瀧定名古屋の強み。十分に力を発揮できる」と黒田さん。国際貿易推進部での素材開発は60%を占める。
「自分で提案した生地が商品となり、店頭に並ぶ。それを現地で確認できる。
それが一番の楽しさ」と黒田さん。
