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2011年7月28日 | 瀧定名古屋 紳士服地部門 1色1反から人民元決済 | 繊研新聞 |
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- 繊研新聞2011.07.28
瀧定名古屋 紳士服地部門 1色1反から人民元決済
中国で生地をブック販売。
瀧定名古屋の紳士服地部門は、中国内で生地のブック販売を始めた。
「ビアトーレ」と名付けたブック1200冊を配布し、1色1反単位から販売している。
ブック販売するのは全て、同部門が中国でオリジナル開発した生地で、原料
使いから製織、仕上げまでこだわった「メード・バイ・タキサダの品質」を提供する。
3年後には年商5億円を目指す。
同部門は内販対策として、日系やローカル系のアパレルメーカーに対してドル決済での生地
販売を行っているが、人民元決済による在庫販売のスタートで中国市場向け生地販売を拡大する。
ビアトーレはメンズ、レディスのジャケット、コート、パンツ、シャツなどトータルアイテムを対象に
カジュアル素材を集めた。綿100%のほか、麻やナイロン、ポリエステル、差別化セルロース繊維
「テンセル」などの化合繊複合を合わせた綿素材が中心だ。一部では透湿、防水、蓄熱などの
機髄素材も組み合わせた81品番もブックに収めている。同社では早い段階でブックの品番数を
200まで拡大する計画。価格は1㍍当たり15~90元。中心価格帯を30元に設定している。
同社の中国法人、瀧定紡織品上海有限公司が3人の専任担当を置いて販売し、
10月の国際素材展インターテキスタイル上海でも紹介する。
